2014年09月25日

デビュー二作目、長編『片目の青』刊行

『片目の青』 陣崎草子・作、講談社・刊
2014年9月25日刊行

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デビュー作『草の上で愛を』出版後の長編第二作目がいよいよ刊行されます。

『片目の青』

だからって、殺さなくてもいいじゃん!

主人公は中学一年生の少年、真矢。
飼い犬の老犬・フリ蔵と千枚山に散歩に出かけたところ、沢に転落し、瀕死の重傷を負う。
そこに偶然現れた、片目の犬。
野犬たちの行動によって命を救われた真矢は、しだいに「青」と名付けた片目犬に惹きつけられてゆく。孤高に生きる青の姿は、まるで狼のように気高く見えた。
しかし一方、青の存在は地域で問題となり、保健所と猟友会が捕獲のために動きはじめる。
真矢はクラスメイトの沙雪、科学少年の壮大と手を組み、野犬捕獲を阻止しようと、大人たちの考えや、社会のやり方に歯向かっていくが……。

真矢の父親は、夜道を二人歩きながら、息子にこう伝えます。
「人間ってのは、元来卑怯な生き物なんだよ」

人間は、多くの問題を抱え、過ちをおかしながら、それでも文明が果てるときまで生き続けてゆく存在です。
さまざまな問題に直面するたびに「いかに生きるのか」「どういう世界を望んでいるのか」を問われているのだということを感じます。

「片目の青」と「フリ蔵」の、二匹の犬の物語。
子どもも大人も、たくさんの方に読んでもらいたいと、強く願っています。

装丁画とデザインは、憧れの池田進吾さんがご担当くださいました。
素晴らしい犬たちと千枚山の風景を描いてくださり、とても感動しました。
本当にありがとうございます。
(ぜひ、読後にカバーをめくってみてください)

どうか手に取って、読んでください。
よろしくお願いいたします。
 


 
posted by 草子 at 01:01| 本の仕事・著作