2015年11月01日

新刊『つくしちゃんとすぎなさん』まはら三桃・作、陣崎草子・絵、講談社・刊

新刊がでました!
『つくしちゃんとすぎなさん』まはら三桃・作、陣崎草子・絵、講談社・刊

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毎日新聞の西日本版で連載されていた物語が本になりました。
作者は次々に魅力的な話題作を生み出している、坪田譲治賞作家のまはら三桃さん。
大好きなあこがれの作家さんです。
本作の打ち合わせで、まはら三桃さんが「自分の中の”かわいい”を注いだ」とおっしゃっていて、わたしもつくしちゃんのかわゆさにノックアウトされていたので、「では、かわゆいピンクな表紙にしましょう!」という話になりました。
そして描き上がった表紙の絵は、自分でも「わあああ」と踊り出してしまうほどかわいい絵が描けたと思っていて、ひそかにとても気に入っています。
(原画の色が、ふわふわしてていいんです。ぜひどこかで原画飾りたいなあ)
ブックデザインは脇田明日香さん。とてもチャーミングな姿にしてくださいました。

物語は、つくしちゃんが友だちのるなちゃんから「あのツタの絡まった家には悪い魔女がいるらしい」とささやかれるところから始まります。

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お母さんがイギリス人のつくしちゃんは、グリーンの瞳をぱっちり開いて、お庭のむこうの「ある人」の正体をたしかめようとします。

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悪い魔女ってほんとうかな?
魔女って、すごーく痩せてるか、すごーく太ってるかのどっちからしいけど……。
やがてつくしちゃんは「名前がちょっとおそろい」であるすぎなさんと出会います。
すぎなさんは、魔女? それとも……。

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うーん? はてはて? となにかの謎について考えているようすのつくしちゃん。

つくしちゃんとすぎなさんを、いじわるな町会長さんや犬の光次郎、それにかわいい弟のふうちゃんや「ですます」調でしゃべるイギリス人のママ、お友だちのるなちゃんといった人々が囲み、物語はやさしくもときにユーモラスに、ときに切なく進んでゆきます。
物語に登場する、すぎなさんのお庭のさまざまな植物と、その料理法や意外な使われ方も楽しいです。

あたたかくて、やわらかくて、すこしさびしくて、おいしい。
そんな『つくしちゃんとすぎなさん』の物語、ぜひ手にとってくださいませ。



 
 
posted by 草子 at 00:00| 本の仕事・著作