2018年05月25日

絵本『へんしん! モグネグネン』(イトウユーイチ・作、陣崎草子・文、ベネッセ)

絵本『へんしん! モグネグネン』(イトウユーイチ・作、陣崎草子・文、ベネッセ)

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ベネッセの「こどもちゃれんじほっぷ」の月刊絵本えほんばこより、『へんしん! モグネグネン』が刊行されました。
イトウユーイチ・作、陣崎草子・文、となっていますが、本作、少し変わった形式で関わらせていただきました。

イトウユーイチさんといえば、NHKのぷちぷちアニメ「ニャッキ!」などの作品が大人気のクレイアニメーションの監督さんです。
http://www.i-toon.org
そのイトウユーイチさんが、まずクレイによって絵を制作され、完成した絵に陣崎がテキストをつけるという、普通の絵本とは逆のパターンで作成されました。
まず「どんな絵本にしようか」という段階から、イトウユーイチさん、陣崎、編集者さんの三つ巴で絵本の完成像についてディスカッションしていきました。とても刺激的な時間でした。
そうして練り上げられた展開、構成は、さすがのイトウユーイチさん!
とってもチャーミングだけど、どこかスパイスが効いていて、しかもクレイアニメーションのダイナミックな動きを感じさせるエンターテインメントにあふれた絵本となっています。
粘土という特質も存分に生かされていて、奥行きや立体感を感じ、触覚にふれてくる感じもたまりません。

ちなみに私、かつてほんの少しの期間、イトウユーイチさんのクレイアニメのスタジオで働かせていただいてたことがあり、そのときにイトウさんが、映画館で上映される作品「ノラビッツミニッツ」の試写に向かう電車の中で、私の絵の具まみれの手と、綺麗な格好をしたお姉さんを交互にさして「自分の手は汚れてて恥ずかしいと思うかもしれないけど、こういう手がクリエイターの勲章だよ」とおっしゃった言葉をずっと忘れずにいます。
作家として生きる決心と弾みをつけることになった大事な出来事のひとつです。

興奮まちがいなしの大展開連続の絵本です。
たくさんのこども達が、このチャーミングにしてダイナミックな絵本を楽しんでくれますように!
  
posted by 草子 at 14:32| 本の仕事・著作