2010年05月12日

沢田としきさん

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イラストレーター、絵本作家、そしてミュージシャンでもある沢田としきさんが、先日51歳の若さでお亡くなりになりました。
お別れのときは、沢田さんのお友達によるたくさんの音楽と絵であふれていました。

私は「アフリカ子どもの本プロジェクト」の展覧会のお手伝いをしたとき、泥絵を教えていただいたり、もんじゃ屋さんで焼きそばを焼いていただいたりしました。
なんともしれない豊かな空気感をまとった方で、とにかくファンでした。

沢田としきさんの絵本については、それぞれの方にそれぞれのお気に入りがあると思いますが、私は「ちきゅうのうえで」という絵本が、とても好きです。
木彫りの手法で描かれた沢田としきさんの原画を初めて見たとき、「こんなふうな絵、今まで見たことない!」と目のさめるような衝撃を受けたのをよく覚えています。
気がつけばいつでもひらいている絵本です。
ユーモラスな恐竜たちの顔、形、どれもこれもが好きです。
友達にこどもが生まれたりすると、いちばんよくプレゼントしてたのがこの絵本です。


その昔、沢田としきさんは私がウェブ上に掲載していた文章を読んで下さったことがあったらしく、そのことを友達がにぎやかな飲み会の席で「沢田さんがじんちゃんの文章ほめてたよ。あの人は長いお話を書けばいいのにって言ってたよ」と教えてくれました。
気軽な冗談のひとつかもしれないけど、それでも沢田としきさんがほめてくださったなんてと、その頃はほめられるよりけなされる方がずっと多かったし、あんまり嬉しくて、涙が出てしまい、友達にさとられないよう慌てて居酒屋を飛び出してぐるぐると周辺を散歩して、気持ちを落ち着けてからお店にもどりました。
もう五年ほども前のことです。まだ長いお話なんてちっとも書いてなかったです。


沢田としきさんの絵本は、これからも色々な人にプレゼントするだろうなと思います。

http://blog.livedoor.jp/pintor_toshiki/

 
 
posted by 草子 at 02:34| 読書のよろこび