2011年11月04日

冬の朝


昨日送ったメールの書き出し。

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朝の珈琲って本当に幸せです。
それに今日は散歩で、木の上のスズメやヒヨドリがふくぶくしくて愛らしかったです。
冬を前にして、ふくらんでいるのでしょうか。
なんだかですね、体を弱くしているとやけに気持ちが優しくなるようで、
本当はもっと凶暴に生きたいのですが、
もしかして(もしかしなくても)、そんな度量はないのかもしれません。
残念なんですけどね。
自分の性質は、どこかの時点で深く受け入れるべきものでしょうか。

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鳥がふくぶくしい、という感じ方を教えてくれたのは学生時代の同居人。
久しぶりに二人で飲んだ帰り道。なぜかその時のことをよく憶えている。
彼女はいま仏師の妻。
仏師の妻と母と教師をやりながら、
なにやらまるい雰囲気の絵を描きつづけてらっしゃり、ときおり便りをくれる。

あの人ふしぎなことに、十代の頃から「まるいなにか」ばかり描きつづけている。
妻や母や教師であるその人とは、他の世界の記録でしょうか。
どうしてか自分の周囲の女友達は、首をかしげるほどに柔和な人多く、
誰も傷つけようとせずに生きておられて、鳥のことなど教えてくれる。



瞼ふせもの思う間も小雀は平たく冬の空旋回し 


ふれたいと思う白磁の皿とおくあれは君かよと悟る 初霜




陣崎草子

 
posted by 草子 at 09:26| 短歌、詩