2012年03月22日

吉本隆明さん

先般、吉本隆明さんがお亡くなりになりました。

枝末の読者である私などが、何も言うべきでないなあと思いつつ。
最も影響を受けた方でした。

吉本さんの書かれたなかで、ことに好きな文章を以下に記します。


きつい生活や仕事のあいだをぬって、思春期から断続的に、関心をもちこたえてきた宮沢賢治の人や作品について、感じ、思いをめぐらす時間は、眼のまえに鬱積した雑事を片づけては、心せきながらはいり込んでゆく解放感にあふれた時間だった。そこではいつも愛着もあり、また全力をあげてぶつかっても倒れない相手に出あえた。精神がどれだけなごみ、沈潜され、真剣にさせられたかはかりしれない。


『宮沢賢治』ーあとがきー より抜粋



心より哀悼の意をささげます。

 
 
posted by 草子 at 01:19| 読書のよろこび