2017年01月05日

2017年

2017年、あけましておめでとうございます。

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旧年中は、新しく出会ってくださったみなさま、旧交を深めながらも新しい関係を築いてくださったみなさま、あいかわらずの親しさ軽やかさで接してくださったみなさま、本当にありがとうございます。
なにか改まって書こうとするも、2016年は個人的に思うところ多くあり過ぎる年度にて、言葉をまとめられずにおります。

ごく簡単にいうならば、2016年は私にとって、この数年来(7〜8年ほど)続いていた暗闇の期間を抜けて、朝日の明るさ柔らかさをようやく再び知ったというような年でした。

明けて、2017年に見た初夢はここ数年の中でもきわだって映像鮮明で、おどろきました。

以下、夢の覚え書き。

場所は埃のちりちり舞う薄暗い書庫。
書棚の最下段のさらに右端に、千歳緑に若苗か萌黄のような色で紋を散らした古箱をみつける。
ふたを取ってみると、中には源実朝の「金槐和歌集」の歌札が入っていました。
そしてその歌札が、桃色や錆緑など色とりどりのカビに覆われていました。

というわけで、手元の夢辞典をたぐってみたところ……。

◎図書館で探しものが見つかる → 有益な情報や知識を得る暗示。
◎和歌 → 和歌、短歌、俳句は情報が集まることを意味する。知りたかった情報が自然と集まり、地道な研究が実を結ぶことを暗示。
◎カビ → 生命が宿り繁栄することの象徴。自分のしたことが成果を得る。カビは、多くて色が激しいほどよい。

とのことで、現在の自分の状況と照らし合わせると、「今、あなたが調べ、研究しようとしている方向性は間違っていない」と背中を押されたように感じる夢でした。
ちょうどこの年初は月の前半までは大阪にいて西をめぐり、こちらでしか調べられないものを取材する時間にあてようと考えています。この取材や研究によって社会的な成果を得ようという訳ではないのですが、少なくとも「自分がそれと対峙してよい」という必然を保証されたような感触が朝の目覚めと共に降り、嬉しく思いました。
とはいえ、中には近々に「書く」&「描く」予定の作品についての取材も含まれますので、充実した取材になるよう、下準備もしっかり進めようと思います。

それにしても、「和歌」が「情報」を象徴するという、夢の読み解きはなかなか興味深いです。
かねてから、短歌などの詩の文や、神事における祝詞、物理法則を表す数式など、この世界の真理に近づこうとして先鋭化した言葉の連なりほど、情報伝達言語から離れ、意味を即座には理解できない呪文めいたものになってゆくと感じていました。
詩文や数式は、情報の圧縮度が極端に高圧縮になり、社会的に通りのよい言葉では表し得ない事をぎゅっと詰めこんで表現するため、呪文めいてくるのでしょう。
なので「和歌=情報が集まる」というのは、歌の性質の面からいっても、当を得た読み解きのように感じられます。

2017年も、何卒よろしくお願いいたします。
自分の足で行けるところまで、どこまでも歩いて行こうと思います。


陣崎草子
 
posted by 草子 at 06:17| その他お知らせ

2016年12月20日

雑誌「家の光」連載「畑のサイエンス」

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「家の光」公式サイトはこちら

家の光協会さん発行の雑誌「家の光」にて、「畑のサイエンス」という連載がはじまりました。
1年間、絵を担当させていただきます。
記事の担当は、『農作業の絵本』でもお世話になった川城英夫先生です。

雑誌「家の光」は、農業から見える日本の「食」を軸に、伝統芸能からさまざまな地方の暮らし、はては難民問題で話題のシリアを「食」と「もてなし」という側面からスポットを当てて記事にするなど、骨太で読み応えのある記事がたっぷりで、毎回読むのが楽しみです。
ぜひ、お手にとって見ていただけますと幸いです。
家庭菜園を検討している方にもおすすめです。
 

2016年12月10日

「なかよしメイト」 たろべのえもの

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メイトさんの月刊絵本「なかよしメイト」の12月号の
「たろべの えもの」(作・面谷哲郎)の絵を描かせていただきました。
なかよしメイトの公式サイトはこちら。

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わらしべ長者よろしく、凄い獲物をどんどん手にするたろべ。
大げさにエスカレーションしてゆくところがユーモラスな物語です。
どうぞよろしくお願いいたします。

2016年11月09日

陣崎草子個展 2016年11月10日〜21日 西荻窪・ウレシカ

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陣崎草子 個展「108歳まで生きるつもりの人の展覧会」

2016年 11月10日(木)〜11月21日(月)
*火曜休み open:12時〜20時
会場:ウレシカ 東京・西荻窪
アクセスなど詳細はウレシカさんのウェブサイトへ
【在廊日程】
10日(木)終日在廊
13日(日)未定(15時頃〜行ければ)
17日(木)16時〜18時
19日(土)未定(15時頃〜行ければ)
20日(日)終日在廊
21日(月)16時〜:最終日

絵本、児童文学、短歌の分野で仕事をしてきた、陣崎草子の個展です。
新作の絵や絵本の原画を中心に、児童文学や短歌などの文筆作品の紹介もします。
108歳まで生きそうな気がしている作家の、途中経過報告の展覧会です。
※在廊日はSNS等に掲載

◎漫画家・萩岩睦美さん『桜の子』原画展示
会期中、陣崎草子の長編作『桜の子』(文研出版)の絵を担当くださった萩岩睦美さんが、カラー原画をゲスト出展してくださいます。

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★共著者さんのサイン入り本の販売
『桜の子』 絵を担当くださった萩岩睦美さんのサイン入り
『オムライスのたまご』 著者の森絵都さんのサイン入り

★原画の展示
絵本『おむかえワニさん』他、いくつかの本の原画を展示します。

すごく久しぶりの個展です。
ぜひぜひ足をお運びいただけますと幸いです。
posted by 草子 at 08:13| 展示・イベント

2016年11月08日

森見登美彦さん、おめでとう10周年企画(ダ・ヴィンチ、KADOKAWA)

今月号の雑誌「ダ・ヴィンチ」にて、森見登美彦さんの「おめでとう十周年企画」の絵を担当させていただきました。

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十周年の節目に刊行された森見登美彦さんの作品『夜行』の特集もあります。

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『夜行』はセンチメンタルな旅情に彩られながらも、暗闇の奥から呼ばれるような恐ろしさが忍びよるホラーファンタジーです。
森見登美彦さんのホラーといえば『きつねのはなし』以来でしたが、『夜行』は読書中はゾクッとする怖さがありながらも、読後に不思議な心地良さを感じる作品です。
そして、画廊に飾られた、ある作家の版画作品が物語の鍵、窓となっているので、絵を描く人にとってはたまらない物語でもあります。

「ダ・ヴィンチ」誌では穂村弘さんの連載「短歌ください」にも絵を描かせて頂いています。
森見登美彦さんの『夜行』と雑誌「ダ・ヴィンチ」、ぜひ手にとってくださいませ。
 

2016年10月28日

『桜の子』の書評掲載

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『桜の子』(陣崎草子・作、萩岩睦美・絵、文研出版)を、作家の加藤純子さんが「飛ぶ教室」47号の児童書紹介コーナーにて紹介くださいました。
「香衣と糸子、二人の悲しみが幻想性を抱かせる」
「切なく美しい筆致」
とお書きくださっています。
うう、嬉しいです。感動。
加藤純子さん、ありがとうございます。

そしてなんと、『桜の子』は、漫画家の萩岩睦美さんにサインを入れていただいたものを、これまたウレシカさんでの個展で販売します。

限定30部です。
この機会に、貴重なサイン本をぜひ手にしてくださいませ。
こんな機会、めったにないと思います。
西荻窪ウレシカでの個展・詳細


 
posted by 草子 at 00:00| 新聞、雑誌などへの著作掲載

2016年10月27日

新刊!『オムライスのたまご』(森絵都・作、陣崎草子・絵、講談社)

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新刊『オムライスのたまご』(森絵都・作、陣崎草子・絵、講談社)が出ました。
作者は直木賞作家の森絵都さん。
ウルトラチャーミングで面白い幼年童話の本ができました!

11月10日からの個展では森絵都さんにサインを入れていただいた本を販売しますので、ぜひそちらでお求め頂けますとうれしいです。

西荻窪ウレシカでの個展・詳細

たまごのたまきが「あこがれのオムライス」になるためにさまざまなアクシデントをのりこえて「レストラン小山」をめざすお話です。
森絵都さん、以前から大ファンですが、童話を書いてもこんなに面白いなんて〜。
こどもたち、大ウケまちがいなしですよ。
ちょびっとの毒味やエスプリのきいた言葉の数々が、たまきやたくさんのたまごたちの奮闘をいっそうチャーミングに輝かせます。
装丁デザインは望月志保さん(next door design)で、絵とばっちり相性のこれまたキュートな姿に仕立ててくださいました。ケチャップ美味しそう〜。

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しわしわおじいさん。最初のほうに登場するおしょうゆのにおいのするおじいさん。
意外にあとで重要人物となったりして……。

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たまきの「がんばり」がもういちいちキュートなんです!
すっかりたまきのファンになってしまい、描くのが楽しかったのなんの。

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うわさの小山シェフです。
すばらしいオムライスを作りますが、この方が割とけっこう……ムグムグ……。

ああ、どうかたくさんのこども達がこの本に出会ってくれますように。
ぜったい面白いよー。

 
posted by 草子 at 00:00| 本の仕事・著作

2016年10月26日

「飛ぶ教室」連載「ウシクルナ!」第4話

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雑誌「飛ぶ教室」47号、刊行。
連載童話「ウシクルナ!」の最新話「ピカピカ父ちゃん」が掲載されています。
今号ははじめて父ちゃんにスポットが当たって、いよいよ物語が深堀りされていく感じですよ。

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「ウシクルナ!」はこちらのサイトで、ウシがやって来たゼロ回の様子を読むことができます。
http://www.jinsakisoko.com/ushikuruna/

「飛ぶ教室」の特集では今をときめく小説家や詩人が、「行き帰りの道」をテーマに短編やエッセイを執筆。
それにしても、毎回ページを繰るたびに、この全ページをオシャレで貫かれた「飛ぶ教室」で、わが「ウシクルナ!」は唯一のダサイ担当だなあと思います。
今後も「ダサおもしろい」で突っ走りたいと思います。

2016年10月25日

最上一平さん こころのふるさと展(東京・羽村市)

作家、最上一平さんの「こころのふるさと展」、東京、羽村市で開催。

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陣崎草子・画筆の絵本『おかめひょっとこ』の原画が展示されます。
11/2(水)〜13(日) 10:00〜17:00 最終日16:00まで
11/5(土) 14:00〜最上一平さんの図書館児童文学講演会
会場:羽村市生涯学習センターゆとろぎ

★絵本原画の展示
『からかさにざえもん』(最上一平・作、国松エリカ・絵、文研出版)
『おかめひょっとこ』(最上一平・作、陣崎草子・絵、くもん出版)

『おかめひょっとこ』に関する記事はこちら
自分でいうのも何ですが、気合いの入った絵です。
最上一平さんの独特の空気を放つ物語、言葉なくしては生まれなかった絵だと思っています。
原画の迫力をぜひ味わっていただけますと幸いです。

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11/5(土) 14:00からは、同会場にて最上一平さんの図書館児童文学講演会があります。
入場無料ですので、ぜひ足をお運びくださいませ。
 

posted by 草子 at 06:50| 展示・イベント

2016年10月24日

『穂村弘の、こんなところで』対談収録

『穂村弘の、こんなところで』(著・穂村弘、写真・荒木経惟、KADOKAWA・刊行)
歌人、穂村弘さんの対談集が刊行されました。
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本書は資生堂の文化誌「花椿」の連載がまとまったもので、穂村弘さんが小説家や劇作家、俳優、デザイナー、学者など、さまざまな分野で活躍する方と対談し、「何かを作ること、表現すること、その分野で戦うことの秘密について訊いていく」というもの。

名だたる著名人に囲まれて、なぜ私が、という感じですが、私も「歌人・絵描き」として対談に登場させていただいています。
写真家のアラーキーこと、荒木経惟さんの写真も、「時代の人」を撮影しペイントをほどこす手法は毎回鮮烈。
私のときには、絵本『おむかえワニさん』とコラボレートしてくださっています。(目が飛び出ました)
対談をまとめて下さったのは、瀧井朝世さん。瀧井さんは数々の文筆家のインタビューを記事にするお仕事をされており、いつも敬意をもって深く対象の創造の根に迫る手腕がみごとだなと思って拝読していましたが、私の対談でも、散らばった内容をきりっとまとめて頂いていて、原稿を読んだときは驚きました。
装丁デザインは、対談にも登場の名久井直子さんが担当されています。拙作『桜の子』の装丁の打ち合わせでお会いしたときは、本書の対談内容そのままの職人的などっしりした佇まいに魅了されました。

穂村弘さんの対談は「その人の才能や、なぜその表現ができるのかの謎に迫る」という姿勢で展開されることが多いように思いますが、本書も「時の人」である方々に素朴かつ鋭い、直球変化球織り交ぜた質問で切り込んでおられます。
どの方の対談も滅法おもしろいですが、ミナ・ペルホネンのデザイナー、皆川明さんの対談など、魚市場でマグロをさばく仕事をしながらミシンを踏み、アサリを仕分けながらあの可愛いデザインを生み出す素地が生まれていた話など、意外性にあふれ、絵を描く方にとってはすごく刺激的かつ嬉しい内容ですよ。

ちなみに、対談の中で穂村さんが触れてくださっている、このブログの「あしたしんでもしあわせ」というタイトル。
穂村さんは昔からよくこの件についてはいろいろ言ってくださってましたが、穂村さんのみならず、けっこういろんな方が、私に会うとブログタイトルについて言及してくださるんですよね。
ブログのタイトルを決めたのはもうずいぶん昔のことですが、タイトルを決めたその瞬間のことはけっこう強烈におぼえています。
心の底から笑いがこみ上げて、おかしくってしかたない、という感じで、ひとり、めちゃくちゃ笑っていました。いったい、どういう心理状態だったのか謎ですが、「すごく正しいタイトルだな、これしかありえない」と思ったのでした。
「きょうしんでも」ではなく、「あしたしんでも」であるところに、自分の死生観がよく表れているように思います。
死ぬならば死を自覚して、よく死を味わいたい。
そんな思いからの「あしたしんでも」なのでしょう。
何年も前の自意識から生まれた言葉ですが、以後の人生でもこの価値感は変わらなさそう。
同様に、穂村さんとの対談でお話した内容も、私に関しては、自分の人生や環境の変遷によって変化する、ということのないお話をしていると思います。

さらにもうひとつ!
対談の中では「穂村さんに背後に城が見えた」という話をしていて、穂村さんが「あ、日本の城ね、洋風の城かと思ってた」というシーンがあるのですが、これ、とっさのことで否定できなかったんだけど、日本の城じゃないんです!
世界中の誰もが「どうでもいいわ」と思うことでしょうけれど、せっかくなので追記しておきます。
ではどんな城なのかというと、という話は、いつかどこかで機会があったら言うか書くかするかな? しないかな?

そんなこんなで、私はともかく、ですが、刺激的で豪華な「表現の秘密」が41対談。
あとから振り返ったとき、「今」という時代の文化を記録する貴重な対談集となりそうです。
ぜひぜひ、手にとってみてください。



posted by 草子 at 00:00| 本の仕事・著作

2016年09月15日

雑誌「GINZA」 短歌「失恋とスキンケア」

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雑誌「GINZA」(マガジンハウス・刊)のビューティページにて
短歌と写真のコラボレーション企画に短歌を寄稿しました。

初秋、晩秋の女性の複雑な心理をスキンケアと共にある時間と重ねて短歌を詠みました。
私の短歌を写真家、鈴木諒一さんがさまざまなアイデアでアレンジくださり、瑞々しくも秋らしい深みのある作品にしてくださっています。
さまざまな問題も抱える現代を、スキンケアによって自らを癒やしたり保護したりしながら、可憐に艶やかに、ときに雄々しさすら見せて駆け抜けてゆく、今の女性たちの姿が映し出されます。

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テーマを頂いて短歌を詠み、かつ、その短歌を写真とコラボレーションで作品化いただくという初めての試みで、とても新鮮でした。

それにしても「GINZA」、モード・ファッションはもちろん、カルチャーや色彩、ビジュアルの面白さが弾けている誌面で、すごく刺激的!
ずっと眺めていると、アイデアがむくむく湧いたりしてワクワクします。
昔、造形家の男の子が「女性ファッション誌を見るのが好き」と言っていた意味がよく分かります。

公式サイトで短歌のページも少し見られます。
http://magazineworld.jp/ginza/ginza-232/

ぜひ本誌を手にとってくださいませ。
 

2016年08月30日

『桜の子』(作・陣崎草子、絵・萩岩睦美、文研出版)について

『桜の子』(作・陣崎草子、絵・萩岩睦美、文研出版)について、
作家の内田麟太郎さんがとても丁寧に、素敵にご紹介くださいました。
http://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida/e/a0d741bda91deeb287f0e86aab1b7225

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「その幻美。わたしはこの場面を映画に撮りたいと思いました。幻と現実の、その悲しさとやさしさの美しさを。」

と、お書きくださっています。
内田麟太郎さんは、私が講演会にて初めて目の当たりにした作家さんで、
言いしれない惹きつけがあって「作家になりたい」と強く憧れをもつ
きっかけとなってくださった方でしたので、とてもうれしいです。
ありがとうございます。

その講演の最後に、内田麟太郎さんが朗読された
傷ついた少年の光を描いた詩のことは、きっとずっと忘れないことと思います。
posted by 草子 at 16:24| 新聞、雑誌などへの著作掲載

2016年08月28日

雑誌「飛ぶ教室」に連載「ウシクルナ!」掲載

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雑誌「飛ぶ教室46号」(光村図書)にてお笑い童話「ウシクルナ!」の第三話が掲載されています。
公式情報はこちら

第三話のタイトルは「そのうち浮き上がり隊」です。
栃乙女レラミにアパートのドアをバズーカで破壊された四葉四郎くん。
なんと、レラミとウシたちとバンドを組んで芸能界を目指すことになりました。
そしてバンドのメンバーたちは、切っても切れぬ前世からの因縁で結ばれているとか……。
「そのうち浮き上がり隊」の由来とは……?

「ウシクルナ!」は、こちらのサイトで記念すべきゼロ回のお話を
一部読めるようになっていますので、この機会にぜひウシの世界に触れてみてください。

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「飛ぶ教室」の46号は動物童話特集号。
内田麟太郎さんなどベテランの作品や、歌人の吉岡太朗さんなど、さまざまなジャンルの方が寄稿されています。
以前、お話に絵をつけさせていただいた昼田弥子さんも斬新なお話を書かれています。
なんと、今号から如月かずささんの新連載も始まっています。

ぜひ、手に取ってくださいませ。

2016年07月14日

雑誌「いいね」にて新ブランドMs.crayonhouse着こなし対談

クレヨンハウスさんの新しい服のブランド「Ms.crayonhouse」の服を着て、デザインをなさった作家の落合恵子さんと、雑誌「いいね」誌上にて対談させていただきました!

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クレヨンハウスさんのサイトでは、私のページも掲載いただいています。
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/g/g4910032260869/
優雅でありながら意志的なラインの本当に素敵なお洋服でした。

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写真は落合恵子さんと。
私の絵本デビュー作『おむかえワニさん』(文溪堂)を見ながらおしゃべりさせていただいています。

誌上では20代〜80代の方まで、澤地久枝さん(作家)、木内みどりさん(俳優)、渡辺一枝さん(作家)、谷こころさん(SEALDs)といった方々が登場されていて、本当にあらゆる年代で上品に活動的に素敵に着こなせることが分かります。

私が撮影所に到着したときは、ちょうど渡辺一枝さん(椎名誠さんの奥さまでもある)が撮影中でしたが、もうカッコイイのなんの! 輝きにのけぞりましたとも。
こんなふうに素敵に年を重ねたい、と憧れることまちがいなしです。

【シリアの女性に仕事を。イブラ・ワ・ハイトという取り組み】
そしてこの日は小物類はふだん使っている自分の好きなものを身につけました。
その一つが「イブラ・ワ・ハイト」さんの刺繍くるみボタンを使って自作した赤いブレスレット。
「イブラ・ワ・ハイト」とは「針と糸」という意味で、紛争がつづくシリアの女性たちに針と糸でシリアの伝統的な刺繍品をつくってもらい、それを適正価格で買いとることで「仕事」と「希望」を創造しようという取り組みです。
イブラ・ワ・ハイトの詳細はこちら

私はこの「イブラ・ワ・ハイト」さんの刺繍を見たとき、そのチャーミングさに一目惚れしたのです。

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そして、紛争という深刻で辛い状況の中にあっても「手仕事」をやめないことによって希望を紡ごうという考え方に打たれました。
また、絶望するような悲しいことがたくさんあるだろう状況にありながら、シリアの女性たちの作る刺繍作品はどれもどこかユーモラスで、笑ってしまうような作品ばかりであることも不思議に思い、惹かれました。
その、刺繍に現れるチャーミングさは、シリアという国が突然の紛争状態になる前は、とても平和で、親切とユーモアがあふれた豊かな国であったことと関係するのではないか、という事を知るにつけ、ますますシリアやイブラ・ワ・ハイトさんの活動に興味を持つようになりました。

【落合恵子さんとの対談】
対談では「欲しいものがなければ自分で作る!」の精神でクレヨンハウスを立ち上げた落合さんと、ファッションの話から始まって、「クリエイティブに平和を創造してゆくこと」についてお話させていただきました。
いつ何時、平和という均衡が崩れるか分からないという時代を歩きながら、それでも前向きに創造的に「平和」や「あらゆる差別の撤廃」を求め、自ら創ってゆくことについて、Ms.crayonhouseの服作りから、たくさんヒントや勇気をいただいたのでした。

【すこしでも世界を美しくするために生きるということ】
誌上では、Ms.crayonhouseのブランドが「エシカルファッション」という考え方を採用して生み出されてゆく過程も紹介されています。
ファストファッションの服など、極端に安価な服やさまざまな商品は、経済を循環させる利点がありながらも、一方で地球上のどこかで誰かを抑圧している側面があるという事については、以前から心にひっかかっていました。
バングラディッシュの縫製工場では、大量消費社会のひずみが要因であるともいってよい大きな事故があり、多くの犠牲者を出した事で世界的に話題になり、映画も生まれました。
http://spotlight-media.jp/article/216387081453326073
最先端でファッションを牽引するクリエイターたちも、そういった問題に注目し、状況を改善しようという取り組みが行われているようです。
http://www.fashionsnap.com/inside/ethical-fairtrade/

「いいね」の本誌ラストでは、落合恵子さんがバーバラ・クーニーの絵本『ルピナスさん』を引用しながら、新しい服を作ろうとした思いについて語っておられます。

「世の中をもっと美しくしたい」

ルピナスさんのその言葉に、そしてこの社会全体の罪過によって苦境に立たされた人たちの抑圧を取り去ろうと努力する方々の姿に、とても励まされます。
私も生きている間に、すこしでも「この世界を美しく」するための礎として働きたいなと思います。

そして、クレヨンハウスさんの店舗では、現在、Ms.crayonhouseの服を着た方々の写真をパネル展示しているそうで、私の写真も飾ってくださっているとのことです。
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/e/eMscraSN/
ぜひ、店舗で実際のお洋服を手にとってみてくださいね。




2016年07月13日

新刊『はじめてのえいごえほん にほんのおはなし2』(くもん出版)

新刊が出ました。
『はじめてのえいごえほん にほんのおはなし2』
(監修:田島信元、再話:ささきあり、くもん出版)
http://kumonshuppan.com/ehon/ehon-syousai/?code=29473

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私は「はなさかじいさん」の絵を描かせていただきました。

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ちいさな子がはじめて出会う「むかしばなし」
そのおはなしを、英語と日本語の二カ国語で楽しめるというなんとも嬉しい本です。
英語の読み聞かせと歌のCDもついていますよ。

一冊の本に三つのお話が入っていて、この巻には「うらしまたろう」「つるのおんがえし」「はなさかじいさん」が収録されています。
それぞれに、現代的な絵、民話的な絵、デザイン的に洗練された絵と、異なる個性の絵描きが絵をつけていて、さらに歌までついているという、文も絵も、目でも耳でも、さまざまに楽しめる工夫いっぱいの絵本になっています。
『にほんのおはなし1』がすでに刊行されていますが、とても人気があるそうです。
これだけ工夫いっぱいの本なら、人気もうなずけます。

小さなお子さんたちが生まれてはじめての昔話の世界に出会う時間が豊かなものとなりますように。
手にとって、お子さんと楽しんでいただけますと幸いです。



posted by 草子 at 00:00| 本の仕事・著作

2016年06月16日

チャイルドブック・カレーライスのうた

チャイルド本社さんの月刊誌「チャイルドブック7月号」
「カレーライスのうた」の絵を描かせていただきました。

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みんな大好きカレーライス!
こどもたちに「美味しそ〜」と思ってもらえますように〜。

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2016年06月15日

PR誌「ほんのひとさじ」に掌編小説「傘泥棒」寄稿

出版社・書肆侃侃房さんのPR誌「ほんのひとさじ」Vol.2に
1000字の掌編小説「傘泥棒」を寄稿しました。
http://www.kankanbou.com/kankan/index.php?itemid=726

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PR誌「ほんのひとさじ」は、拙歌集『春戦争』の版元である書肆侃侃房さんのPR誌です。
全国の書肆侃侃房の本を扱っている書店さんで、テイクフリーにて手に入ります。
主要都市の大きい書店にはけっこう置いてあるので、ぜひ探してみてください。
また、100円で電子書籍版も購入できるようです。

岡井隆さんなど歌壇の重鎮から、若手新鋭まで
他にはない顔ぶれの方々が寄稿なさっていますので
ぜひ手にとってみてください。


 

2016年06月10日

歌集『春戦争』電子書籍刊行

陣崎草子 第一歌集『春戦争』(書肆侃侃房)の電子書籍版が刊行されました。



新鋭短歌シリーズの他のラインナップ歌集も電子化されているようです。
この機会にぜひ、お読みいただけますと幸いです。
 
タグ:短歌
posted by 草子 at 08:00| 本の仕事・著作

2016年05月29日

NHK番組「オトナヘノベル」ミニドラマ原案小説

NHK番組「オトナヘノベル」内の
ミニドラマ原案小説「ショッピング・ブルー」を執筆しました。
http://www6.nhk.or.jp/otona/

放送日は6月2日、主役の萌香を乃木坂46の堀 未央奈さんが演じてくださいます。
http://www6.nhk.or.jp/otona/calender/index.html?i=96
ウェブ上で小説を読むことができますので、
放送と合わせてご覧いただけますと幸いです。
再放送もあるようです。

2016年04月26日

新刊『桜の子』刊行!

『桜の子』(作・陣崎草子、絵・萩岩睦美、文研出版・刊)
とても大切にしていた物語がいよいよ刊行されます!
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刊行日は4月26日、書店やネットショップにはもう少ししたら配本されることと思います。

このお話は、小学校5年生の香衣と糸子、ふたりの少女の物語です。
私としては、物語を書くようになってから、初めてピアノを弾くように柔らかな筆致で書けた物語。
大切に思っている本を刊行することができ、とても嬉しく思っています。

★ストーリー
香衣と糸子ちゃんは学校ではあまり話しませんが、ある日、近所の小姫神社で神主さんから、江戸時代に亡くなった伝説の少女「桜の子」のお話を聞いたことから、桜の子の「お骨」探しをいっしょに始めるようになります。
江戸時代に亡くなった子の骨なんて見つかるわけない、と思いながらも、取り憑かれたように桜の子のお骨を探す糸子ちゃんに、次第にひきつけられてゆく香衣。
桜の子とは、いったいどういう存在なのか。
桜の子は、糸子ちゃんと香衣になにを伝えようとしているのか。
だれかと友だちになるということ、だれかといっしょに遊んだ日々のこと、そして、それらの美しい瞬間の数々が、いつか、未来の自分に語りかけてくるということ。
そんな思いを物語に託して綴った、小さなファンタジー作品です。

★装丁画と挿絵
絵はこどもの頃に少女漫画雑誌「りぼん」で「銀曜日のおとぎばなし」に出会って以来、不思議な世界への優しい眼差しに魅せられ続けている、漫画家の萩岩睦美さんがご担当くださいました。
思い描いていたとおりの上品で愛らしい姿として二人の少女を描いてくださり、胸ふるえる思いです。
香衣と糸子に命を吹き込んでくださいました。本当にありがとうございます。

また、装丁デザインは、名久井直子さんがご担当くださいました。
さまざまなデザイン的制約もある中、とっっても愛らしい本姿にしてくださり、深く感謝申し上げます。
打ち合わせでお会いした名久井直子さんは、一目でわかる「魔法使いの手」をされていて、おどろきました。


★本にまつわる不思議なこと
『桜の子』は、事前に読んでいただいた方の声をきくと、私が今まで書いた物語の中でもいちばん好きだと言ってくださる方が多いお話です。
また、この物語をつづっている過程やつづり終わったあとにも、物語の中の人々がこちらに語りかけてくるような、不思議な出来事がさまざまにありました。
物語って、自分の力だけで書くものじゃないんだな、見えない何者かからの声に耳を傾けながら書くものなんだなということを体感した、記念碑的な作品でもあります。

この、作者にとっても愛しくてならない物語が、たくさんの読者の元に届いてくれますように。
こどもたちが、やわらかな風を感じてくれますように。
祈りを込めて送り出したいと思います。



posted by 草子 at 11:51| 本の仕事・著作