2014年10月02日

近況報告:最上一平さんとの絵本『おかめひょっとこ』他

作家、最上一平さんとの絵本『おかめひょっとこ』現在、制作進行中、年内に刊行予定です。

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最上一平さんとは『ユッキーとともに』(佼成出版社)でもご一緒させていただきました。
最上さんの独特の雰囲気の物語を、これまた独特な絵で彩ることができたらいいな。
今の時代だからこそ、大人にも子どもにも、多くの人に受け継ぎたい、そんなお話です。
生きることの意味、生きる力、幸いとはなにかということへの最上さんの問いかけが、胸深くに広がります。
鬼がたくさん出てくるので、怖い鬼を描きたいです。
が、ちょっとユーモラスでへんな鬼も目指しています。
「鬼は恐ろしいけれど、人々のそば近くに寄りそう存在でもある」と思うのです。

【近況報告その2】
年が明けてしばらくすると、大好きなとある作家さんとの新聞連載がはじまります。
私は絵を描かせていただきます。すごく嬉しくて、楽しみな連載です。

【近況報告その3】
「このお話に絵を描かないか?」ということで、とある作家さんの原稿を読ませていただきました。新人の作家さんとのことでしたが、すっごく素敵な感性、言葉や会話のセンスがたまらなくて、驚きました。たとえるなら、市川宣子さんの作品を初めて読んだときの驚きと嬉しさ、いとけない感触が胸に広がる感じに近かったです。
私が絵を描けるならうれしいなと思いますが、そうでなくてもとても素敵な作品になると思います。
楽しみな作家さんの活躍にご期待を。センスってまぶしいなあ。
 
【近況報告その4】
歌人、千葉聡さんの最新刊『今日の放課後、短歌部へ! 』(角川学芸出版)について、とある場で文章を書くべく、千葉聡さんの歌集を読み返しているところです。
『今日の放課後、短歌部へ! 』は、収録されている短歌も青春の光にまみれていて、青春まっただ中の人にも、青春を今一度取り戻したい方にもおすすめですが、本書は「物語を書きたい人」にとっても必読の感動が潜んでいる本となっています。また、すべての「働く人たち」への応援歌、賛歌としても胸を打ちます。

「物語を書きたい」と思って、働きながら執筆を続けているみなさんへ。
千葉聡さんの『今日の放課後、短歌部へ! 』を手に取って、作中の「実在の女子高生」の言葉に、ぜひ出会ってみてください。

 
posted by 草子 at 00:00| 作業風景

2014年10月01日

『らくごで笑学校』が増刷されました

『らくごで笑学校』斉藤洋・作、陣崎草子・絵、偕成社刊
が、増刷されました!

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たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます!
初版部数けっこう多かったのに(私にしては)、すごいなあ。
この本は、本当に大人ではなく小学校に通う子ども達自身が
ケタケタ笑って読んでくれてるだろうなあと、ありあり想像できます。
とっても面白い本です。


続刊の『らくごで笑児科』も、出たばかり!
どうぞよろしくお願いします。

 
posted by 草子 at 00:00| 本の仕事・著作

2014年09月25日

デビュー二作目、長編『片目の青』刊行

『片目の青』 陣崎草子・作、講談社・刊
2014年9月25日刊行

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デビュー作『草の上で愛を』出版後の長編第二作目がいよいよ刊行されます。

『片目の青』

だからって、殺さなくてもいいじゃん!

主人公は中学一年生の少年、真矢。
飼い犬の老犬・フリ蔵と千枚山に散歩に出かけたところ、沢に転落し、瀕死の重傷を負う。
そこに偶然現れた、片目の犬。
野犬たちの行動によって命を救われた真矢は、しだいに「青」と名付けた片目犬に惹きつけられてゆく。孤高に生きる青の姿は、まるで狼のように気高く見えた。
しかし一方、青の存在は地域で問題となり、保健所と猟友会が捕獲のために動きはじめる。
真矢はクラスメイトの沙雪、科学少年の壮大と手を組み、野犬捕獲を阻止しようと、大人たちの考えや、社会のやり方に歯向かっていくが……。

真矢の父親は、夜道を二人歩きながら、息子にこう伝えます。
「人間ってのは、元来卑怯な生き物なんだよ」

人間は、多くの問題を抱え、過ちをおかしながら、それでも文明が果てるときまで生き続けてゆく存在です。
さまざまな問題に直面するたびに「いかに生きるのか」「どういう世界を望んでいるのか」を問われているのだということを感じます。

「片目の青」と「フリ蔵」の、二匹の犬の物語。
子どもも大人も、たくさんの方に読んでもらいたいと、強く願っています。

装丁画とデザインは、憧れの池田進吾さんがご担当くださいました。
素晴らしい犬たちと千枚山の風景を描いてくださり、とても感動しました。
本当にありがとうございます。
(ぜひ、読後にカバーをめくってみてください)

どうか手に取って、読んでください。
よろしくお願いいたします。
 


 
posted by 草子 at 01:01| 本の仕事・著作

2014年09月23日

穂村弘さんとトークショー「ことばと絵の不思議な関係」

歌人の穂村弘さんと公開対談をさせていただきます。
穂村弘の本の時間、菓子パンつき
「ことばと絵の不思議な関係」についてがテーマ。
10/24(金)19:00〜20:30、NHK文化センター青山教室
電話予約:03-3475-1151
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1013932.html

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な、なんと、穂村弘さんとのトークショーです。
なんてことでしょう。どうなるんでしょう。恐ろしいですね。
しかも、穂村さんと「ことば」と「絵」のコラボレーションの実演もあります。
しかもしかも、「穂村さんの描いた絵」も登場するかもしれません。
穂村さん、刷り上がりが間に合えば、とっておきの絵本のお話もしてくださるようですよ。
また、「菓子パンとお茶つき」という、なんとも粋な演出。
この機会に、いろいろなことをおうかがいしてみようと思っています。
すごくドキドキしています。

ぜひとも足をお運びいただけますと幸いです。

※上の絵は、打ち合わせ中に描いた穂村弘さんの肖像画の練習画です。
 
posted by 草子 at 15:00| 本の仕事・著作

2014年09月16日

新刊『らくごで笑児科』斉藤洋・作、陣崎草子・絵、偕成社

新刊『らくごで笑児科』が刊行されました!
斉藤洋・作、陣崎草子・絵、偕成社・刊
出版社の詳細サイトはこちら

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『らくごで笑学校』に続く、斉藤洋さんの「らくごシリーズ」第二弾です。
今回は病院が舞台になっています。
美しい女医先生から、突然聞いたこもない病名をビシリと宣告された一郎くん。
お父さん、お母さん、おじいさん×2、おまわりさんや幽霊やを巻き込んでの、めくるめく珍騒動が展開してゆきます。
はてさて、謎めいた美しい女医さんは、いったい何者なのか??

ちなみに、シリーズ第一弾で謎の活躍をしていた「ある人物」が、本作でもあっちこっちで活躍しています。
こいつ、いったいなんなの? という感じでうろちょろしている彼ですが、担当編集者さんと私にとっては、アイドル的な存在です(笑)
(いったい誰のことをいっているのか、よかったら探してみてくださいね)

装丁デザインは、『らくごで笑学校』も担当くださった山ア理佐子さんです。
すみずみまで、とても凝ったチャーミングでサイケデリックなデザイン。眺めるほどに楽しい本にしてくださいました。
※裏表紙のデザインなども楽しいので画像をのせたいのですが、今、手元(アトリエ)に本がなく……後日アップします。

斉藤洋さんのとんがった笑いのセンスが冴えわたる本書。
ぜひ手にとって頂けますと幸いです。
 

 
 
posted by 草子 at 10:00| 本の仕事・著作

2014年09月06日

「おむすびころりん」なかよしメイト

月刊絵本なかよしメイトの10月号にて
「おむすびころりん」の絵を担当させていただきました。
詳細サイト

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文章は山本省三さんです。
おむすびのシールをはりつけて遊ぶ楽しいコーナーもありますよ。

こちらの号を担当くださった編集者さん、
とっても楽しい方なのですが、新生活の出発で西方へ旅立たれました。
新しい地でも明るく愉快な日々が続いてゆくことを、お祈りしております。
またいっしょにお仕事できるといいな〜。
  

2014年08月10日

掲載『俳句・川柳・短歌の練習帖』

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『俳句・川柳・短歌の練習帖』(土屋書店・刊)
坊城 俊樹(俳句)やすみ りえ(川柳)東 直子(短歌) /監修

上記の本の中で、東直子さんがご執筆の短歌のページにて
陣崎草子の短歌を掲載いただきました。

せっかく穴埋め式の練習問題にしていただいたので、その形でご紹介したいと思います。
なんとも嬉しいことに「言葉のセンスを磨こう!」というコーナーに引用していただいています。
わっ、言葉のセンスですって!
引用歌は以下です。

めちゃくちゃに積まれた廃車のため祈るつぎは(   )に生まれておいで

さて、( )の中に入る語句はなんだと思いますか?
正解を知りたい方は、ぜひ本書をお読みくださいね。
あるいは、いろいろな語を入れて想像をふくらませ、楽しんでみてください。
ちなみに、クイズの中で選択肢として記されているのはこんな語句です。
(宇宙人、孔雀、銀河、心臓、ホリデー、微生物、人魚、縄文人、人間、太陽、さようなら、数字)
どうでしょう? あれこれ入れかえてみると、なんだか可笑しくなってきませんか?
(ちなみにこれらの語句は、他の短歌作品からの引用です。単語だけを見て「あ、あの歌!」とわかるものがあるでしょうか? 穴埋め問題にされると、それぞれの語句がいかに意外性のある使われ方をしているかが、よくわかります)

本書の短歌練習帖、ひょっとしたら東直子さんは、くすくすと楽しみながら作られたんじゃないか、と思われてくるようなユニークな練習問題がいっぱいです。
(実際にはクイズが浮かばなくて〆切りがたいへんで……なんてこともあるかもしれませんが・笑)

例えば、「どれが短歌? 短歌をみやぶれ!」のコーナーでは、こんな出題。

祖母の一周忌。スズメ、強風のため今朝は庭に姿を見せず。  望月裕二郎
さかみちを全速力でかけおりてうちについたら幕府をひらく  同


上記は同じ作者による作品ですが、この二首に対して、「どちらが短歌? 短歌を見破れ!」とたずねるというのは、なかなか興味深い問いのように思います。
望月裕二郎さんは、昨年、第一歌集「あそこ」を上梓された歌人さんですが、かなり斬新な歌を詠まれる方で、「え? こういう短歌もありなの?」という領域への開拓意識の強い方です。
なのでこのクイズ、正解を聞いても、ちょっと驚きや不思議な感触が残るかもしれません。

一筋縄ではいかない言葉のひとつらなりを味わい、新しい衝撃や面白さを見つけることも、短歌の楽しみのひとつであり、言葉の世界の深さ広さを探究する、ひとつの手段だと思います。
現代美術が新しい価値感や美意識への扉を人々の前に押し開いてみせるように、短歌も三十一文字という道具を使って、人間が発明した言葉の文化(文明ともいうべきでしょうか)の可能性、限界点の突破口を探りつづけているのですね。

本書では、伝統的な短歌の美しさや楽しさ、新しい短歌の刺激的な可能性を、実際の作歌練習を通して、短歌の最前線を歩いている東直子さんが手引きくださいます。
ぜひ手にとってみてください。


posted by 草子 at 09:00| 短歌、詩

2014年08月01日

朝日新聞:短歌連作「あるきだす言葉たち」掲載

少し前になりますが、朝日新聞の7月29日の夕刊
「あるきだす言葉たち」のコーナーに
短歌連作「あおあお萌える」十首を掲載いただきました。
ウェブ版でもご覧いただくことができます。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11272680.html

さすが新聞! という感じで、いろいろな方から
「新聞に短歌がのってたよ!?」とご連絡いただきました。
見つけてくださり、ありがとうございます。

本コーナーでは担当の記者さまにもとてもお世話になりました。
ありがとうございました。
 
posted by 草子 at 00:00| 短歌、詩

2014年07月24日

読書会『生命40億年全史』下巻

進化学・読書会イベントのお知らせ

『生命40億年全史』 下巻
日時:8月30日(土) 14:00〜17:00


定員10名 参加費:1,000円 ドリンクと簡単なお菓子付
※上巻未読でも十分たのしめます!
会場:URESICA(ウレシカ)shop & gallery(東京・西荻窪)

参加お申し込み受付
ウレシカへ電話(03-5382-0599/営業時間12時ー20時、火曜定休・水曜不定休)
またはメールにて受付。お名前と電話番号をお知らせください。
http://www.uresica.com/contact.html

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テーマ書籍紹介
『生命40億年全史・下巻』 リチャード・フォーティ・著、渡辺政隆・翻訳
※文庫版の下巻を必読課題とします。
※上巻を読んでいなくても十分お楽しみいただけます。

地球に生命が誕生してから40億年。広大無辺な40億年を一つの物語にまとめあげるという偉業を成し遂げたのは、大英自然博物館の主席研究員、リチャード・フォーティ。化石発掘のため、世界各地を飛び回っている古生物学者による、臨場感あふれる発掘調査と研究の軌跡。

・第7章  森の静謐、海の賑わい ……… 種子と卵ー進化の新たな戦略 他
・第8章  大陸塊 ……… 超大陸パンゲアの風景 他
・第9章  壮大なものと控えめなもの ……… 恐竜復元への長い道のり 他
・第10章 終末理論 ……… 大量絶滅はわれわれにも訪れる? 他
・第11章 乳飲み子の成功 ……… 栄華をきわめたカンガルー 他
・第12章 人類 ……… 意識は人間だけのもの? 他
・第13章 偶然の力
 
読書会について
読書会では、一冊の本を共通項に、見知らぬ方々といっしょに語り合います。 同じ本を読んでいるというだけで、はじめて会う人とも楽しく語り合えるから不思議です。 地球規模の生命誕生と進化の歴史に思いをはせる、豊かな思索の時間を、ごいっしょしませんか?
 
posted by 草子 at 08:14| 展示・イベント

2014年07月23日

「いなばのしろうさぎ」〜おひさま/小学館〜

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小学館の雑誌「おひさま」8・9月号にて
お話「いなばのしろうさぎ」の絵を描かせていただきました。
文は、もりやしげやすさんです。
http://www.ohisama.shogakukan.co.jp/shoukai/index.html

うさぎの絵を描くのがたのしかったです。
※誌面の画像は後日アップ予定。

雑誌「おひさま」は3〜4歳くらいの子を対象にしたお話雑誌。
夏を感じる楽しいお話がいっぱいです。(虫、海、アイス、宇宙……etc)
ぜひ手にとってくださいませ。
 

2014年07月05日

絵本インタビュー『ひそませること/あばきたてること』澤田精一・著作

絵本編集者、澤田精一さんの著作
『ひそませること/あばきたてること 絵本編集の現場から』が刊行されました。
私、陣崎草子が過去に企画・執筆した、澤田さんへの絵本評インタビューを収録していただいています。

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澤田精一さんは、国内外で圧倒的な存在感を誇るアーティスト大竹伸朗さんの絵本『ジャリおじさん』を企画・編集した編集者です。
ご自身でも詩をお書きになる澤田さんは、福音館書店での編集業務において積極的に詩人の仕事を取り入れたり、画家も、通りいっぺんの童画家ではない先端的な作家(例えば大竹伸朗さんといった)に絵本を依頼することで、絵本の世界に新しい地平を拓く仕事を重ねてこられました。

陣崎が行ったインタビューの初出は、歌誌「かばん」の2009年12月号の「絵本特集」です。
澤田精一さんは、絵本編集における方法論の重要性を説き、批評的に絵本文化を見つめ、書き残されている希有な編集者のお一人です。
商業性の成り立たない短歌の世界では、批評文化はジャンルが生き延びるために不可欠なものとして過剰に発展していると思える側面もありますが、商業性に覆われた絵本の世界では、昨今、批評文化はほとんど枯れているといって良さそうな状況ではないかと思います。
若い絵本作家たちは互いの仕事について批評精神を持ち、それを述べたり書き残したりという取組みをほとんどしません。
私は短歌と児童文学、絵本に足場を置いていますが、その中でも、短歌と児童文学では相互批評の文化に若い世代も積極的に参加していますが、絵本を描く若い世代で批評的な態度を持つ人を見かけることは希だと感じています。
もう少し上の世代では、絵本ジャーナル「PeeBoo」が立ち上げられ、出版文化に対して、アクティブに挑発的に絵本を語り合う場があったことを思うと、現在は淋しいを通りこして、危惧されるべき状況といえるのかもしれません。
表現の世界において、批評が過剰過多となることにも問題はあると思いますが、一方で創造的な批評が表現の現場を活性させることは確かです。

澤田精一さんの本著は、絵本をかいてみようと思う方、絵本について考えてみようと思う、たくさん方々に手にとっていただけたらと思います。
澤田さんの絵本論はもちろん、大竹伸朗さんやスズキコージさんへのインタビュー、絵本編集者の小野明さんや土井彰史さんとの会談など、読み応えたっぷりです。



 
posted by 草子 at 07:56| 本の仕事・著作

2014年06月27日

陣崎草子第一歌集『春戦争』特集・歌誌「かばん」

短歌誌「かばん」にて、
陣崎草子第一歌集『春戦争』の特集を組んでいただきました。

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◇『春戦争』特集内容
・「編む力」        小野明 -----ゲスト批評
・「乱暴な世界の愛し方」  山崎聡子 -----ゲスト批評
・「叛旗の光」       穂村弘 -----かばん会員批評
・「青い鳥を待つ少女」   田中ましろ -----かばん会員批評
・「不思議ちゃんか」    陣崎草子 -----著者エッセイ

特集チーフ/陣崎草子、サブ・チーフ/飯田有子

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お忙しい中、寄稿くださった皆さまに、深く感謝申し上げます。
また、飯田有子さんにはサブチーフとしてご助力をいただきました。
かばん編集部のみなさまにも、たくさんお助けいただきました。
本当にありがとうございました。

「かばん」は一般書店では、以下の店舗で取り扱いがあります。
東京都/東京堂書店、京都/三月書房、大阪/used books このはな文庫

今年の「かばん」は歌人の東直子さんが装丁絵を担当されていて、6月号はチャーミングなペンギンと涼しい紫陽花の絵です。
(今、手元に冊子がないので、過去の撮影物から失礼します)
https://twitter.com/jinsakisoko/status/480687385882021888/photo/1


なかなか手に入りにくい冊子ではありますが、お読みいただけますと幸いです。
 
posted by 草子 at 03:44| 短歌、詩

2014年06月25日

『短歌ください』穂村弘・著、ついに文庫化!

穂村弘さんのご著作『短歌ください』が、角川文庫よりついに文庫化されました。
私は、単行本に続いて装幀画を描かせていただきました。

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『短歌ください』は、雑誌「ダ・ヴィンチ」で穂村弘さんが連載されている、人気の短歌投稿コーナーです。
一般の方からの短歌を募集しているコーナーですが、本書を読んでいただければ分かる通り、センスの冴え渡った才能あふれる方が沢山投稿されています。
また、『短歌ください』は、「短歌を読む人=詠む人」というケースが多い短歌の世界において、広く純粋読者を獲得している貴重な場でもあると思います。

胸を突くようなインパクトの強い、独特の「大人しくない感じ」の歌が多いのも特徴ですが、これは選者の穂村弘さんの選歌観が色濃く反映されているためでしょうか。
鋭く怜悧なセンスで選ばれた歌だからこそ、ふだん短歌を読まない方々の心にも、いきなりズバッと心の中に押し入るようなインパクトをもたらしてくれるようです。

チャーミングな歌、笑える歌、怖い歌、怖すぎる歌、冷たく美しい歌など、さまざまな衝撃に出会えます。
ぜひぜひ、手にとっていただけますと幸いです。
きっと世界が広がったり、ぐんにゃりしたり、発光しはじめたりすることと思います。



※ちなみに、私の歌もいくつか掲載いただいています。
 
posted by 草子 at 03:44| 本の仕事・著作

2014年06月20日

短歌掲載『鼓動のうた 愛と命の名歌集』東直子・著

歌人、東直子さんのご著作『鼓動のうた 愛と命の名歌集』(毎日新聞社)に
陣崎草子の歌を掲載いただしました。

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東直子さんの「愛するということ、生きるということ」に迫る短歌エッセイ集です。
「夏のエネルギー」のテーマにて以下の歌を引用いただきました。

せっぱつまっておまえに逢いにゆく夏の林道 蟬の小便光る  陣崎草子

300首あまりの名歌が掲載された、とても読み応えのあるエッセイ集。
このような名歌集に歌をひいていただき光栄です。
一首一首に東直子さんの丁寧な解釈が付され、歌の熱量がじわりと伝わり、歌に新しい生命が吹き込まれるようです。
短歌というのは、このように解釈を与えられて新しく手渡されることで、長い年月を人の心に息づいてゆくのですね。
「愛」にはたくさんの姿がありますが、本書には、片恋や恋人を想う時間、あるいは妻や夫や親や子への純粋であったり複雑であったりする思い、そして、震災で大切な人を失った人々の痛切な祈りといった、胸に迫る愛のさまざまな形が、歌と東さんの言葉によって綴られています。

東直子さんの導きにより、たくさんの印象深い歌に出会いました。
以下に少し引用してみます。

華やかに振舞ふ君を憎めども声すればはかなく動悸してゐつ  相良宏

片恋の水路しずかに進みゆきはるか花ある密林に逢え  大滝和子

我前(まえ)に立つ すなわち赤いブラウスのそれでいてあなた はずかしがりや 村木道彦

父母を好きでなくとも生きていける生きていけるよ階段おりよ  東直子




はっと胸をつかまれるような歌に出会える本書、ぜひ手にとってみてください。



 
posted by 草子 at 03:44| 短歌、詩

2014年06月19日

新刊『もどれっ!ルイ』矢部美智代・作、国土社

新刊のご案内です!
『もどれっ!ルイ』矢部美智代・作、陣崎草子・絵、国土社・刊
国土社さんの詳細ページはこちら

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矢部美智代さんの、少年と犬の関係を描いたお話の挿絵を描かせていただきました。
最上一平さん作の『ユッキーとともに』に続いて、奇しくも犬と少年のお話です。

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ルイは伸の元に縁あってやって来た雑種の犬です。
はじめは不安そうだったルイも、あるときから伸を新しい飼い主として認めるようになり、二人は関係を深めてゆきます。
そんなときに、ルイは……。

お話に登場する犬のルイ、実は私が昔飼っていた雑種の犬に姿がそっくりなのです。
飼い主目線で見たときの、犬のひょうきんで愛くるしい姿を表したいと思って描きました。

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ルイの身におきた出来事から、伸は親友の健人と共に心を成長させてゆきます。

矢部美智代さんの描く、少年と犬との風景、繊細な心の動き味わっていただけますと幸いです。
たくさんの読者に届きますように。
どうぞよろしくお願いいたします。



 
posted by 草子 at 03:44| 本の仕事・著作

2014年05月30日

新刊『ユッキーとともに』最上一平・作、佼成出版社・刊

新刊のご案内です!
『ユッキーとともに』最上一平・作、陣崎草子・絵、佼成出版社・刊
佼成出版社さんの詳細ページはこちら

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作家、最上一平さんのお話に絵をつけさせていただきました。
小学校3年生の岳志(たけし)を主人公とする児童文学です。

最上一平さんの作品は以前から読者として読んでいて、山深い地の香りを濃厚に感じる文章、物語が胸にしみ込んできて、とても好きで印象深く心に残っていたので、今回のお話をいただいたとき、とてもうれしかったです。
「いい絵を描くぞ!」とはりきって描きました。

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物語は、岳志の飼っていた老犬のユッキーが亡くなってしまうところから始まります。
動かなくなったユッキーを前に、岳志は、それらしくない、意外な言葉を発しますが、この言葉が、どうにも整理のつかない少年の心の内をよく表していて、深く胸に響きます。

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ユッキーが逝ってしまったその夏、母さんの田舎へ一人で向かうことを決心した少年、岳志。
むっとする草いきれの空気感や夏の山道の陰影、そこを一人で歩いてゆく少年の心理を大切にしたいなと思って描きました。

最上一平さんの物語は、心の中の混沌と自然の伝える空気、ファンタジーと確かなリアリズムが渾然一体となって、物語を読む子どもたちに、忘れがたい深い記憶として届くことと思います。

少年の一夏の物語、ぜひ手にとって読んでいただけますと幸いです。
 


 
posted by 草子 at 14:44| 本の仕事・著作

2014年05月25日

掲載『子ども歌人になる! 短歌はこうつくる』

『子ども歌人になる! 短歌はこうつくる』 (国語がもっと好きになるシリーズ)
佐藤弓生 (著), 木谷紗知子 (著), 工藤順一 (監修)
という本にて、短歌を一首掲載いただきました。

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こちらに、拙歌集『春戦争』より、以下の一首を掲載いただきました。

火をぜんぶ消してしまってポケットにじゃりじゃりと鍵遊ばせている  陣崎草子

本書は子どもたちに短歌の成り立ちから、短歌をつくるための技法について
細やかに丁寧に教えてくれる本ですが、
参考として引用されている歌が、平安時代の和歌や近代短歌などの名歌はもちろんのこと、
すごく最近の歌人たちの歌がふんだんに取りいれられていて、新鮮さに驚きます。

個人的な感想で恐縮ですが、私の上記の歌も、ちょっと不穏な印象があるかと思うので
子どもたちが触れる短歌の本に掲載いただいて、うれしくもドキドキしています。

思わず笑ってしまったり、ハッとしたり、ドキリとしたり、といった歌と
たくさん出会える本書、こんな新鮮な本で短歌と出会えるなんて素敵です。


 
posted by 草子 at 11:44| 短歌、詩

2014年05月10日

資生堂「花椿」にて、歌人・穂村弘さんと対談

資生堂の文化誌「花椿」にて、歌人の穂村弘さんと対談させていただきました。

「花椿」6月号の詳細はこちら

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「花椿」の歌人・穂村弘さんの「こんなところで。」という対談コーナーに出させて頂きました。
ビジュアル写真は写真家のアラーキーさんこと、荒木経惟さんが撮影くださいました。
しかも、私の絵本『おむかえワニさん』をコラージュしたビジュアル誌面を作成くださいました。
私には贅沢すぎる誌上に登場させていただき、恐縮するばかりです。

「花椿」は資生堂さんの各店舗や、大手書店などで手に入るテイクフリーの文化誌です。
穂村弘さんを一生「ほむほむ」とは呼ばない私と、穂村弘さんとの対談、ぜひ手にとってお読みいただけますと幸いです。

 

2014年05月09日

「たんぽぽの幸い」展・西荻窪ウレシカさん

昨年より準備しておりました、「たんぽぽの幸い」展がいよいよはじまりました!
「たんぽぽの幸い」展・特設サイト

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ギャラリー&ショップ・URESICA(ウレシカ)
2014年5月9日(金)〜5月26日(月) *会期中、火曜休み open:12時〜20時
http://www.uresica.com/gallery.html#tanpopo

【出展作家】
相原暦 …テキスタイル、クッキー / うえのよう …絵 / 大久保淳子 …絵 / OTA MOKKO …寄木細工 / 金津沙矢香 …ガラス / 陣崎草子 …絵、雑貨 / 須佐岳彦 …雑貨 / 赤飯堂(小関セキ) …絵、雑貨 / ホノ …石鹸 / sen …陶 / 宙 -sola- …アクリルプロダクト / chiharuco …絵 / 藤原里子 …陶 / 保谷彰彦 …自然科学解説、写真 / MIMURI …テキスタイル / 山本彌 …オブジェ

【企画】
陣崎草子 /保谷彰彦 /ウレシカ


たんぽぽがご専門の保谷彰彦氏との共同企画で、すばらしい作家さんたちに「たんぽぽモチーフ」の作品をお寄せいただきました。
絵、ガラス、陶、プロダクト、テキスタイル、文具、木工、オブジェ、そしてお菓子まで!
本当に素敵な作品の溢れた明るく幸いな空間となっていますので、ぜひ足をお運びくださいませ。


また、会期中には自然科学トーク講座や、読書会といったイベントもあります。

自然科学トーク講座 (1) 5月10日(土) 14:00〜15:30
『たんぽぽのヒミツ 〜進化を楽しむ〜』 講師:保谷彰彦氏
http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ivent1.html


自然科学トーク講座 (2) 5月17日(土) 14:00〜15:30
『身近な草花のヒミツ 〜雑草を知る〜』 講師:保谷彰彦氏
http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ivent2.html


進化学・読書会 5月24日(土) 14:00〜17:00
『生命40億年全史』上巻 ファシリテーター:陣崎草子
http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ivent3.html


ご参加、心よりお待ちしております。

 
posted by 草子 at 03:44| 展示・イベント

2014年05月01日

クレヨンハウス・新創刊雑誌「いいね」連載開始

クレヨンハウスさんから新しい情報雑誌「いいね」が新創刊されました。

詳細はこちら!

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この雑誌の中の「ひめこぶたとひねこぶた」という落合恵子さんの小話エッセイの絵を担当させていただいております。
ひめちゃんとひねちゃんという二匹のこぶた娘さんたちが、世の中のさまざまな政治や社会問題やジェンダーについて軽やかにユーモラスに切り込んでゆきます。
おもしろおかしく語られるこぶた娘たちの会話の中には、ドキッとする言葉が随所に出てきます。
それだけ現今は「ドキッ」の多い世の中ということかと思います。
例えば「原発問題」、例えば「特定秘密保護法」
「ドキッ」にうろたえず、受け止めて、考え、しなやかに生きたいものです。

私個人は、現今の政権に戦後最大といえる不穏な空気を感じており、強く警戒しています。

雑誌は本コーナー以外にも「ドキッ」が詰まっていて、写真も方向性も独自性があって、「おお、今世の中にはこんなこと(もの)があるのか〜」と、新しい価値観の存在にたくさん気づかされます。
ぜひ、手にとってお読みいただけますと幸いです。